突然の兄の死をきっかけに、二度と戻ることのないと思っていた故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーに兄の息子の後見人として帰ってきたリー(ケイシー・アフレック)。
リーは再びこの町で過去の悲劇と向き合わざるをえなくなる…。
この物語の「過去の悲劇」を知った時の心の痛みは半端なかった…。
「過去の悲劇」って何?って、すでに映画を見た人に聞きたくなると思いますが、これは我慢して絶対何も聞かずに映画を見て下さい。
何故なら、映画を見て初めてこの事実を知る事により、主人公、そして、回りの人がどれだけの思いを抱えているかを深く知る事が出来ると思うからです。
このポスターにある、ケイシー・アフレックとミシェル・ウィリアムスが向き合っているこのシーンが1番印象に残っていて、いまでも頭から離れません❗
そして、これを見るたびに「人の心の痛みの奧深さ」がどれだけのものかを1つ、また1つと思いが馳せていくのだろう。
「止まったままの時間」が、兄の死をきっかけに再び流れ出す…。
過去の過ちを背負って生きてきた主人公の再生を見守りたくなる。
プロデューサーを手掛けた俳優マット・デイモンが「忘れられないものになった」と絶賛するように、私がこれまで見てきた映画の中でも「忘れられない1本」になったことは間違いない。
ケイシー・アフレックの演技、素晴らしかったです❗❗
沢山考えさせられたけど、見て本当によかったと心から思える作品でした。
この映画は多くの人が絶賛しています。
本当にその通り❗
出演俳優すべてが素晴らしかった❗
今年はこの映画を含め、人生において何かを抱えている主人公が周囲に支えられ、助けられる物語を多く見ているような気がします。
「3月のライオン」もそうだし、「ムーンライト」も。
人は決して1人じゃない❗
改めて、そう教えられているようです。
映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
長崎市では、6月24日(土)からユナイテッド・シネマ長崎で上映です。
ラジオでもまたご紹介します。
是非映画館でご覧下さい❗
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長崎シティエフエム映画情報番組「ムービーズ・ジャンクション」パーソナリティーのシネマナビゲーター辻美香が映画情報をブログでお伝えします。 ラジオと合わせてお楽しみ下さい! 『ムービーズ・ジャンクション』 毎週金16:30~、日17:30~(再) パーソナリティ:安元哲男 辻 美香
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