『ラビング~愛という名前のふたり~』


1958年、バージニア州キャロライン郡。

ある夜、突然逮捕されたラビング夫妻の罪は「結婚」。

この時代、白人のリチャード(ジョエル・エドガートン)と黒人のミルドレッド(ルース・ネッガ)のような異人種間の婚姻は違法だった。

ようやく保釈されるも、この先25年間は二人一緒にバージニア州に戻ってはならないという条件を突きつけられ、二人はワシントンD.C.に暮らすミルドレッドの親戚の家に身を寄せる事に…。

この映画、すごくよかったです❗❗

どんな困難に見舞われても、お互いを想う気持ちが強く支えあっている夫妻の絆がすごく表れていたし、こんな逆境の中でも、仲睦まじく、微笑ましい二人を見ていて幸せな気持ちにもなれた。

この映画は特に20代~30代の若い人にも見て欲しいなぁと思いました。

かなり前ですが、バスの中で20代ぐらいの女性がお友達との会話でこんな話をしてたんです。

「結婚って1度はしてみたいなぁ。

嫌なら別れればいいし…。」

もちろん、ただの世間話でしょうから、悪気はないし、もしかしたら、この後、運命の素敵な人に出会って考え方も変わってるかもしれませんしね(笑)

「結婚」すると、必ず大なり小なり、お互いの気持ちがすれ違う事ってどの夫妻にもあると思うんです。

そんな時に、この映画を思い出して欲しいって(もちろん私もそうだけど)思いました。


実は、このラビング夫妻の話はあまり知られていなかったそうですが、2008年にミルドレッドが亡くなった時に、再びスポットライトがあてられたこのラビング夫妻の実話に深い感銘を受けたのが名優コリン・ファース。

彼が自らプロデューサーに名乗り出て、映画化が実現したそうです❗❗

「結婚」が「罪」だなんて、今では考えられませんが、こんな事実があったんだと初めて知ると同時に、歴史を変えた二人の愛の物語があったからこその今があるんだと思うと、心の中で拍手が鳴り止みませんでした。

この映画おすすめです❗❗

長崎市では、長崎セントラル劇場で

6月2日(金)まで上映です✨


来週のラジオでもご紹介します📻

本当にあった愛の物語を、是非映画館でお楽しみ下さい❤

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「ムービーズ・ジャンクション」ブログ ~美香のenjoy cinema life~

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