『北の桜守』（3月10日公開）
吉永小百合さん120本作目の映画は北のシリーズの最終章。
戦前、戦中、戦後の激動の時代に飢えと貧困の中を生き抜いた母と息子の物語。
吉永小百合さんというと私の中では゛優しい素敵なお母さん゛というイメージが強く、まさにこの映画もそんな吉永小百合さんの魅力いっぱいの作品です✨
それにこの映画の面白いと思ったのは、劇中の所々に演劇の演出が含まれてるところ。
この舞台演劇の形を取入れる事で樺太の悲惨な出来事が若い人にも受け止めやすくなるのではと吉永小百合さんは語っています。
そして、私はこの映画で初めて「桜守」という仕事を知りました🌸
地域に根ざし、一年を通して桜の保護育成に従事する人々を「桜守」と呼ぶそうです。
このような方々の桜を大切にする思いによって毎年満開に咲き誇る綺麗な桜を見ることができるんですね🌸
この桜守もこの映画のキーポイントです。
例え「戦争」は終わっても戦時中を生きてきた人にとっては終わらない苦しみや悲しみ。
戦争を知らない私達にはわからない傷みがこの映画を通して伝わってきました。
戦争を知らない世代に「この時代を生きていた人達はこのような思いを抱えながら必死に生きてきたんだよ。」と伝えたい、最も見て欲しい作品だと思います。
映画『北の桜守』
長崎市ではTOHOシネマズ長崎、ユナイテッド・シネマ長崎で3月10日(土)公開です。
是非映画館でお楽しみ下さい。
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