映画『サスペリア』

『サスペリア』(1月25日公開、長崎は3月8日から佐世保シネマボックス太陽で公開)

1977年。ダリオ・アルジェント監督により大ヒットホラー映画が公開されたのは今から41年前のこと。

当時のティーンエージャー達の間で「とてつもなく怖い映画!」として話題となり、今でもその世代のトラウマ的作品として根強く人気が続いているそう!

この伝説的ホラー映画を蘇らせたのは、『君の名前で僕を呼んで』で世界中を虜にしたルカ・グァダニーノ監督。

彼が10歳の時に初めてアルジェント監督版『サスペリア』のポスターを目にし、何のポスターか分からなかったのに、あまりにも強烈なビジュアルに、頭の中でどんどんイメージが膨らみ、そして13歳の時に初めてこの映画を見て、自分ならどんな『サスペリア』を作るかを考え始めたそうです。

物語は、1977年のベルリン。
トップダンサーになる夢を抱きアメリカからやって来たスージー(ダコタ・ジョンソン)はベルリンを拠点に世界的活動を続ける舞踏団のオーディションを受け、見事に合格。
そのオーディションでカリスマ振付師マダム・ブラン(ティルダ・スウィントン)の目に留まり、演目のセンターに抜擢される。
そんな中、マダム・ブランのレッスンを受けるスージーの周りで不可解な事が起り、ダンサーが次々と失踪を遂げる。
この事をきっかけに舞踏団に隠された恐ろしい秘密が明らかになり、遂にはスージーの身にも危険が迫ってくる…。

『君の名前で僕を呼んで』では、夏の眩しい陽を浴びる美しい男性の登場にパンフレットも売り切れ続出というのとはうらはらに、今度は血まみれの美女の悲鳴が鳴り響く恐怖のドン底。

でも、これだけの恐怖映画を、映画の見所でもあるコンテンポラリー・ダンスやトム・ヨークの官能的で魅力ある音楽が加わり美しいホラー映画として蘇っている❗

グロテスクなのに、何故か芸術作品を見ているようで不思議な感覚に陥ってしまった152分。

こんなホラー映画は初めてだ❗

これだけ凄いものを作り出したルカ・グァダニーノ監督の頭の中を覗いて見たい❗

「決してひとりでは見ないでください。」

ひとりで見てなくても怖かった…。

だって、ホラー映画だもん😱😱😱😱😱

是非映画館でお楽しみ下さい❗




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