映画『雪の華』

『雪の華』(2月1日公開)

中島美嘉さんの名曲『雪の華』。

雪景色の中に流れる切ない旋律に何とも言えない感情が生まれてくる…。

しかも、この映画ではバイオリニストの葉加瀬太郎さんが音楽を担当しているのでバイオリンで奏でる『雪の華』が更に切なさを増し、この映画の世界へと導いてくれる…。

音楽の話から入ってしまいましたが、ポスターの二人、雪の結晶❄、そして音楽…。

これだけでも雰囲気で想像が膨らんでくるのではないでしょうか…。

幼い頃から体が弱かった美雪(中条あやみ)の余命はあと一ヶ月…。

告知を受け、絶望と悲しみで呆然と歩いていた美雪は引ったくりに会い、通りすがりの悠輔(登坂広臣)に助けられる。

この出会いをきっかけに美雪は悠輔に「100万円で一ヶ月だけ恋人になって下さい❗」とありったけの声で申し出る。

その時、ある理由でお金が必要だった悠輔は迷いながらも美雪の願い出を受けるのだった…。

そんな美雪の夢は恋人を作る事とかつて両親がフィンランドで見た赤いオーロラを見る事。

自分の命ある限り、美雪はその夢を実現するために日々をめいいっぱい生きていき、そんな美雪の秘密(余命が短い事)を知らない悠輔はいつしか美雪に恋心を抱いていく…。

約束の恋人契約期限が迫る中、二人の恋の行方は…。

もし、自分の命があと一ヶ月だったら…。

私は何を願うだろう…。

と、お決りの゛私だったら…゛を考えてしまいがちですが(もちろん考えました(笑))今回はそれに加えて、自分には限りある命の間に、美雪のように毎日を大切に精一杯強く生きていけるだろうか…。

死への恐怖に怯え、悲しみと絶望でいっぱいになり、それでも前向きになる心の余裕なんて持てないのではないだろうか…。

体が元気で何の心配もない状態だったら、あれもこれもと色々思い描くけど、実際に自分がその状態になったらきっと強く毎日を過ごす自信が正直無い…。

二人を見守りながら、そんな事を考えてると自然と涙が溢れてきた…。

この音楽付きで考えると尚更涙腺崩壊…。

今までありがちな恋愛映画と考えずに、「もし私だったら…。」に少し気持ちをプラスして、今の季節を味わいながら見るのもいいかも😊

試写を見た後、友人達と「もし自由に使える100万円があったら登坂広臣君に恋人になってもらってお姫様抱っこして欲しいー✨」なーんて、涙で目を真っ赤にしながら冗談言いあったのが救いだったかな(笑)

これがなかったらいつまでも泣いてそう💦

それだけ素敵な登坂広臣さんでしたので間違いなくファンは急上昇するでしょうね😁

フィンランドロケも音楽も素敵な映画でしたので、バレンタインデートにもおすすめですよ❤

是非映画館でお楽しみ下さい🎵

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「ムービーズ・ジャンクション」ブログ ~美香のenjoy cinema life~

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